ある日ナントカー大魔王は、朝早くからフケッツンを連れて遊びに出かけました。
お昼には帰ってきましたが、2人ともお昼ご飯を食べたらすぐに寝てしまいました。
疲れてしまったのでしょうか?2人ともぐっすり眠っている様子です。
しかし!そんなとき地震が起きてしまいました!!!
ナントカー大魔王
フケッツン
「大魔王さま!落ち着いてください!」
そうこうしているうちに、地震はおさまっていきました。
ナントカー大魔王
「揺れがなくなったぞい!ホッとしたぞい!」
フケッツン
「いつの間にか私たち眠ってしまっていたようですね。」
ナントカー大魔王
「眠っているうちに地震が起きたら危ないぞい!」
フケッツン
「本当ですね!地震が発生したら何かお知らせしてくれるといいんですけどねぇ。」
備蓄マン
「そんなときは緊急地震速報というものがあるぞ!」
ナントカー大魔王
「備蓄マン!?呼んでないぞい!」
備蓄マン
「緊急地震速報というのは…
地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせる情報のことなんだよ!」
※国土交通省・気象庁ホームページ抜粋
ナントカー大魔王
「強い地震が起きたら教えてくれるぞい?」
備蓄マン
「そうだね!それを携帯電話やテレビ、ラジオに発信されるんだよ!
ただし電源が切ってある場合は受信できないから注意が必要だよ!」
ナントカー大魔王
「すごいぞい!どうやったらそんな仕組みになるぞい?!」
備蓄マン
「地震が起きると揺れが波になって地面を伝わっていくんだ。
その波はP波とS波の2つがあるんだ。この2つの波はスピードが違っていて、P波の方が速いスピードなんだよ。
一方S波はスピードは遅いけど、地震の被害を大きくするのはS波のほうなんだ。」
ナントカー大魔王
「それじゃあS波の方が危険ぞい!
なんとかS波が来る前に知りたいぞい!」
備蓄マン
「そこでスピードの速いP波を先に検知して、危険なS波が来る前に知らせるという仕組みになっているんだよ!
この検知や発信を行っているのが気象庁なんだよ。」
ナントカー大魔王
「でも強い地震ってどれぐらいぞい?
オイラは少し揺れただけでも怖いぞい!」
備蓄マン
「緊急地震速報は、
平成19年10月1日から気象庁より発表されるように開始されたんだけど、発表される条件は…
■地震の波が2つ以上の地震観測点で観測
■最大震度が5弱以上と予想された場合
の2点としているよ!」
ナントカー大魔王
「2カ所以上で観測して、誤報を避ける必要があるぞいね!
それにしても最大震度が5弱以上なんて怖いぞい!」
備蓄マン
「発表条件はさっきの2点なんだけど、発表の内容は…
【地震が発生した場所】、【震度4以上が予想された地域】が発表されるよ!」
ナントカー大魔王
「緊急地震速報が発表された地域は、警戒しないといけないぞいね!」
備蓄マン
「緊急地震速報を発表しても、数秒で強い揺れが襲うことがあるんだ。
場所によっては、緊急地震速報の発表が間に合わないこともある。」
ナントカー大魔王
「そんな!どうしたらいいぞい!?」
備蓄マン
「やはり、日頃からの減災対策が必要だね!
家具の転倒防止対策や防災グッズの備蓄など、日頃からできる対策はたくさんあるからね!」
ナントカー大魔王
「緊急地震速報が出ても慌てず対応できるようにするぞい!」
備蓄マン
「緊急地震速報は予想に誤差があったり、状況によっては的確な情報を発信できないことがあるから、日頃からより一層に減災対策に取り組む必要があるね!」
ナントカー大魔王
「フケッツン!防災グッズを今すぐ買いに行くぞい!」
フケッツン
「今回は緊急地震速報についてでしたね!
もしも緊急地震速報が発表されても、冷静に対応していきたいですね!」
おしまい!
参考:
国土交通省・気象庁ホームページ 緊急地震速報について
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「フケッツン!!地震ぞい!!怖いぞい!!」