ある日ナントカー大魔王とフケッツンが都会に遊びに来ていました。
初めて都会に遊びにきた2人は、あまりの人の多さにビックリしていました。
おや?2人はどこに向かっているのでしょうか?人が多すぎて上手に移動できていない様子です。
ナントカー大魔王
フケッツン
「大魔王さま!!
まわりの人たちの勢いがすごいです!私たちお邪魔でしょうか!?」
ナントカー大魔王
「そんなことないぞい!
早く目的の場所に行くぞい!」
フケッツン
「しかしこれだけ人がたくさんだと、身動きがとりにくいでございますねぇ。(涙)」
ナントカー大魔王
「本当ぞい!
もし都会で災害が起こったら大パニックになるぞい!」
備蓄マン
「そうだね!
なので都会には条例が定められているんだよ!
みんなにわかりやすいように東京で説明するね!」
ナントカー大魔王
「備蓄マン!?
こんなたくさんの人の中でよくオイラ達を見つけたぞい!どうなっているぞい?」
フケッツン
「備蓄マン殿は、勝手に私たちに着いて来ているのではありませんか?」
備蓄マン
「東京では、東京都帰宅困難者対策という条例が制定されているよ!」
ナントカー大魔王
「なんぞい?その難しそうな条例は?」
備蓄マン
「都会で災害が起こったらどんなことが考えられるかな?」
ナントカー大魔王
「さっきも言ったけどパニックになるぞい!オイラでも想像できるぞい!」
備蓄マン
「そうだね!
過去に災害が発生したときに、一斉帰宅といってたくさんの人が自宅に帰ろうとしたんだけど、渋滞が起きてしまってそれが人命救助に支障をきたしたんだ。
また余震による二次災害も危険なんだよ!」
ナントカー大魔王
「確かに!
渋滞したら救助の車がスムーズに移動できないぞい!
・・でもオイラもそうなったら帰りたくなるぞい。」
備蓄マン
「大魔王君の気持ちはよくわかるよ!
でも救助を待っている人は君の大事な人かもしれないし、君も危険な目に合うかもしれない。」
ナントカー大魔王
「それは協力しないといけないぞい!」
備蓄マン
「行政だけで対策するのは難しくて、企業や個人の協力が必要なんだ。
だから一斉帰宅をしないようにみんなで協力しあう事が大事になってくるんだよ!」
ナントカー大魔王
「なるほど!
ではどんなことに協力すればいいぞい?」
備蓄マン
「そうだね、
職場や学校などで3日間待機して、一斉帰宅を控えるようにしてほしいんだ。」
ナントカー大魔王
「3日間?!けっこう長いぞいね!」
備蓄マン
「人命救助のデッドラインは72時間と言われているんだ。
その間は人命救助を優先するんだ!」
ナントカー大魔王
「人命救助が優先ぞいね!
でもオイラ、避難生活ができるか不安ぞい!」
備蓄マン
「事業所や施設などには災害に備えて、必要な備蓄をするように努めなければならないんだよ!
なので少しだけ安心できるかもしれないね!」
ナントカー大魔王
「それはありがたいぞい!
みんなで協力して減災対策に取り組むぞい!」
フケッツン
「今回のポイントは一斉帰宅の抑制と、3日間の備蓄でしたね!
今度はもっと深く備蓄マン殿に聞いてみましょうね!」
おしまい!
参考:
東京都防災ホームページ・東京都帰宅困難者対策ハンドブック
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「フケッツン!!人がいっぱいぞい!」