ある日、ナントカー大魔王の住む宮殿の水道が止まってしまいました。
ナントカー大魔王
フケッツン
「おやおや、これは大変ですね!助けを呼ばなくては!」
ナントカー大魔王
「助けが来るまで、保存水でがんばるぞい!
アレ?お水はどれぐらい必要ぞい?」
フケッツン
「大魔王さま!
こんな時は備蓄マンに聞いてみましょう!」
ナントカー大魔王
「よし!行ってくるぞい!」
そんなこんなでナントカー大魔王は備蓄マンのところに走っていきました。
ナントカー大魔王
「おい!備蓄マン!
災害時にお水はどれぐらい必要ぞい???!」
備蓄マン
「災害時に必要なお水は、飲料水として1人あたり1日3リットルが目安と言われているよ!」
ナントカー大魔王
「なんだか多いのか、少ないのかわからないぞい!」
備蓄マン
「災害用に準備しておく保存水は、最低3日分は必要と言われているんだ。
1日3リットルなので、3日で9リットル必要になる計算だね!」
ナントカー大魔王
「うーん。4人家族だと1人3日分で9リットル×4だから36リットルも必要になってくるのか!!そんなに保存しておくのは大変ぞい!」
備蓄マン
「まだまだこれはあくまでも飲料水として必要な量の目安だよ。
災害時に考えないといけないのは飲料水だけじゃなく、生活用水と呼ばれる手洗い、歯みがき、お風呂用やトイレなどに使用するお水も必要になってくるんだ!
実際に使用するお水の量としては圧倒的に生活用水のほうが多いんだよ。
およそ1人が1日で使用する生活用水は平均214リットルくらいのようだ。これだけのお水の量を準備しておければいいのだけれど、現実的にはなかなか難しいよね。」
ナントカー大魔王
「たしかに生活に必要なお水も大事だけど、オイラは飲むための飲料水のほうが大事な気がするんだなぁ。」
備蓄マン
「そうだね!体を清潔にしたりすることも大事だけれど、まずは飲料水の確保が重要にはなるね。実際、各家庭で備蓄されてるもののほとんどは飲料水としての保存水だと思うよ。」
ナントカー大魔王
「貴重な保存水だから大事に飲まないといけないぞい。」
備蓄マン
「ただひとつ気を付けてほしいことがあるよ!
災害時にお水は貴重だからといって、あまり飲まないで我慢したり、トイレに行きたくないからといって、逆にお水を飲まないのもいけないよ!
脱水症状になって体を壊すことにもなりかねないから注意しないといけないんだ。」
ナントカー大魔王
「大丈夫!オイラはたくさんお水を飲むから心配無用ぞい!」
備蓄マン
「保存水は計画的に飲もうね!」
ナントカー大魔王
「しかし飲料用の保存水はいいけど、生活用水は、そんなにたくさん備蓄できるかなぁ?どうしたらいいんだろう。」
備蓄マン
「それならこうしたらどうかな。生活用水については、なるべく日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意したり、お風呂の水を新しく溜めなおすまでの間、流さずにおいておくのもいいだろう!できるだけ普段の生活に支障がない範囲で備えておきたいところだ!」
ナントカー大魔王
「おー!そうすればたくさんお水を溜めておけるぞい!」
備蓄マン
「あくまでも生活用水としてだけどね。必ずお風呂の掃除やケアはつねにしっかりしておこう!また給水用に、ポリタンクも必ず備えておきたいアイテムだね!」
ナントカー大魔王
「よし!ちょっと賢くなったぞい!あとは保存水を買うのみぞい!
備蓄マン!どの保存水がいいのか教えるぞい!」
備蓄マン
「よし!そんな君にピッタリな保存水があるから一緒に買いに行こう!」
おしまい!
参考:
東京都水道局「よくある質問」
参考:
首相官邸~災害に対するご家庭での備え~
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「フケッツン!大変だ!お水が止まってしまったぞい!」