ある日、ナントカー大魔王が喉が渇いたので冷蔵庫や棚をあさっていました。
冷蔵庫にはスーパーでよく売っているミネラルウォーター1本と、棚には長期保存水が1本がありました。
そこでナントカー大魔王がしもべのフケッツンに言いました。
ナントカー大魔王
フケッツン
「本当ですね!
見た目はほとんど同じなのに不思議ですね。
備蓄マンが詳しそうだから、備蓄マンに聞いてみてはいかがでしょうか?」
ナントカー大魔王
「うーむ。そうだなぁ!
行ってくるぞい!」
と言って備蓄マンのところに全力で走っていきました。
ナントカー大魔王
「おい備蓄マン!
お水についてなんだが、近所のスーパーに売っている普通のミネラルウォーターと長期保存水は何が違うぞい??」
備蓄マン
「それは容器のペットボトルの違いだよ!」
ナントカー大魔王
「どう違うぞい?」
備蓄マン
「よし!今回はその違いについて探ってみよう!」
ナントカー大魔王
「よろしく頼むぞい!」
ペットボトルの中身は減ってる?
備蓄マン
「ペットボトルの中身って、ほんの少しずつ減っていってるのを知っているかな?」
ナントカー大魔王
「知らないぞい!
ペットボトルはちゃんとキャップが閉まっているから、絶対に中身は変わらないぞい!」
備蓄マン
「実はペットボトルの素材には、わずかな気体透過性があるんだ。
気体透過性とはペットボトルは液体(水)は通さないけど、気体はペットボトルの容器を通り抜けられるんだ。
本当にわずかなんだけどね。」
ナントカー大魔王
「知らなかったぞい!
じゃあなんで中身が減るぞい?」
備蓄マン
「ペットボトルの中身が減るのは中の水が漏れているのではなく、水が蒸発してしまうからなんだ。
ただ蒸発するといってもすぐに蒸発していくわけじゃなくて、何日も何日も経って本当にごくごくわずかずつ水は減っていくんだ。」
ナントカー大魔王
「そんなー!それじゃ何日か経ったら、中身がスッカラカンになってしまうぞい!
備蓄マンなんとかするぞい!」
備蓄マン
「安心してくれ!
水が減っていくにはとても長い時間がかかるし、販売しているペットボトルは、計量法という法律のなかで基準がしっかり定められているんだ。
たとえばペットボトルだと500ml表示の場合は2%(10ml)、2リットル表示の場合は1%(20ml)減った商品を販売してはダメなことになっているんだ。
だから製造されてから時間が経ってしまい、この基準を守れない商品は売られることはないから大丈夫だよ!
ちなみに、10~20mlというのはだいたい大さじスプーン1杯分ぐらいだ。
たったこれだけでも中身が減ったら販売したらダメなんだよ!」
ナントカー大魔王
「安心したぞい!
それじゃあ賞味期限はどうなっているぞい?」
備蓄マン
「長期保存水の多くは、加熱殺菌処理されたあとボトリングされたり、直接水源にパイプを引いて汲み上げ、無菌状態でボトリングされたり、品質の劣化が起こりにくいような方法で製造されているんだ。
実は賞味期限が切れてもお水自体は品質に問題がないことも多いんだよ!
それよりもペットボトルのお水の賞味期限はさっき言った計量法という法律に違反しないような期限を示しているんだ。」
ナントカー大魔王
「どういうことぞい?」
備蓄マン
「ペットボトルのお水は時間が経ったら、蒸発して減っていくよね?」
ナントカー大魔王
「それはさっき聞いたぞい!100年後にはどうなるぞい?」
備蓄マン
「計量法では、500mlのペットボトルだと2%(10ml)減った商品の販売を禁止しているから、そこまで減らないように期限を決めているんだよ!」
ナントカー大魔王
「なるほどぞい!
つまりその期限というのが普通のミネラルウォーターだと1年や2年ぐらいの期限なんだな!」
備蓄マン
「そういうこと!
ペットボトルの賞味期限は、お水の賞味期限ではなくて計量法という法律に違反しない期限を示しているんだよ。」
保存水のペットボトルは何か工夫してある?
ナントカー大魔王
「おい備蓄マン!
ではスーパーに売っているミネラルウォーターより長期保存水の方が期限が長いのはなんでぞい?」
備蓄マン
「それは最初に言ったように容器の違いが関係しているんだよ!」
ナントカー大魔王
「2つのペットボトルでは何が違うぞい?」
備蓄マン
「保存水のペットボトルは、通常のお水より厚いものが使われているから蒸発しにくくなっているんだ。
だから賞味期限を長く設定できるようになるんだよ!」
ナントカー大魔王
「なるほどぞい!
だったら頑丈なペットボトルを作って、100年保存水を作るぞい!」
備蓄マン
「そんなペットボトルは現在作れるかのわからないけど、ペットボトルを作るのにもお金がかかるからね!
あんまり丈夫に作ると保存水が高くて買えなくなっちゃうかもしれないよ?」
ナントカー大魔王
「それはダメぞい!備蓄マンのおすすめの保存水を教えるぞい!」
備蓄マン
「よーし!そんな君にオススメするのは・・・養老の天然水だ!!」
フケッツン
「今回はスーパーなどに置いてあるミネラルウォーターと、備蓄用の長期保存水との違いを備蓄マンに聞いていましたね。
似たような商品でも全然違う商品ということがわかりましたね!」
おしまい!
参考:
農林水産省ホームページ「過去の相談事例」
参考:
厚生労働省ホームページ「清涼飲料水の成分規格」
参考:
経済産業省 計量法における商品量目制度の概要
長期保存 養老の天然水
ラピタでは、【7年保存養老の天然水 YOROWATER】という保存水を取り扱っております。自然豊かな養老の湧水を、無菌状態でボトリングしました。
非加熱処理で防腐剤・添加物一切不使用で、自然本来の美味しさをそのままに安心してお飲みいただける長期保存水です。
備蓄に保存水は必需品なので、ローリングストックにピッタリです。
「フケッツン!
スーパーでよく見かけるお水は〇年保存とは書いてないのに、このお水は5年とか7年とか保存年数が書いてあるぞい?」