ラピタライブ

中日ドラゴンズ監督

立浪 和義 さん

KAZUYOSHI TATSUNAMI

『備え』が大切なのは、野球も防災も同じ。
中日ドラゴンズ監督・立浪和義さんが語る
「防災セットラピタ」の価値。
高校卒業後、ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。以来中日一筋、チームの顔として活躍した立浪和義監督。
22年間におよぶ現役生活のなかで、新人王を皮切りにゴールデングラブ賞を通算5回獲得し、2003年には2000本安打を達成した。決して体格に恵まれているわけではないのに、常に日本球界のトッププレーヤーに君臨し続けた姿は、まさに「ミスタードラゴンズ」の愛称がふさわしい。2009年の引退試合の最終打席では、自らの持つ二塁打の日本記録を487に伸ばし、惜しまれつつ引退。その後は野球解説者の道に進む。2019年にはプロ野球殿堂入りが決まる。2022年、中日ドラゴンズ監督就任。

これほどの輝かしい経歴を誇る立浪監督であるが、才能で勝ち取ったものではないと言い切る。では、活躍を支えてきたものは何だったのか? それを尋ねると即座に『備え』という言葉が返ってきた。
「はたから見ると華やかな世界ですが、見えないところで欠かさず行う練習がものをいいます。とにかく反復練習の繰り返し、これをできたから自分は大きくない身体でもやってこられたと思いますよ」
そう立浪監督は成功の秘訣を語り、さらに言葉を続けた。
「厳しい競争を生き抜きレギュラーをつかみ取る選手は、例外なく、みんなものすごく練習しています。確かに持って生まれた才能がものをいう世界でもありますが、才能だけで得られる成果はいっときだけ。長く安定した活躍ができるためには、練習という『備え』が必要不可欠なんです」

『備え』の大切さを痛感している立浪監督だから、当然のことながら防災意識も高い。「防災も『備え』が基本となるところは、野球に対する心構えを同じですよ」と自らの考えを口にした。家では、自分の命は自分で守ることを意識して暮らしているそうだ。そんな立浪監督に、ラピタ製品の防災セットシリーズの中から「防災セットラピタ」についてインプレッションを聞いた。
「最初に感じたのはデザインのよさです。白が基調でオシャレ。カラーも4色の中から選べるんですね。シンプルでどのカラーもセンスのよさを感じさせます。これなら、部屋のどこに置いても違和感がありません。違和感がないどころか、普段使いしてしまいそうなデザイのレベルの高さです。防災セットは、目につくところに出しておきたくないので仕舞ってしまいますよね。そのうえ、仕舞った場所を忘れてしまうことがあるかもしれません。いずれにせよ、いざというとき取り出すのにタイムロスとなります。この問題を解決できるのが防災セットラピタのいいところですね。緊急時、サッと手に取り、すぐ持ち出せます」

立浪監督は、実際に背負ってみての感想も寄せてくれた。フィット感を確かめ、身体の馴染み具合を的確な言葉で表現するあたりは、さすが元プロ野球選手だ。
「重すぎず、背負いやすいですね。身体にフィットするのは、リュックの形状が計算されているからでしょう。ストラップの幅が広いのも好感が持てます。しかも厚みがあるので安定感があります。細いと肩に食い込んで痛くなり、歩くうちに辛くなりますから。これなら避難時の長い距離の移動もラクですね」
立浪監督は、チェストベルトと素材についても言及した。
「ラピタリュックはチェストベルトでしっかり固定できるので、走って避難してもズレ落ちる心配がないですね。リュックの素材がテントに使われるターポリン生地と聞いて、なるほどなあと思いました。テントと同じ素材なら雨に濡れても平気ですからね。止水ファスナーも見るからに丈夫そうで、これならどんな悪天候でも水が隙間から入ってくることはなさそうです」

立浪監督の防災意識をいっそう強くしたのは東日本大震災である。
「日本は何が起こるかわからない。心底そう思いましたよ。ここまで被害が甚大になるとは想像もできませんでした。みなさんもそうでしょう」
この未曾有の災害を報道で目にし、立浪監督はすぐ行動に移す。岩手県大槌町へシャワーコンテナを被災地支援として寄贈したのだ。
「居ても立ってもいられず、自分も何か手助けができないかと思いました」
そのとき、災害時に必要とされるものを真剣に考えたそうである。そんな立浪監督だから、防災セットラピタのセット内容が気になるのは必然の成り行きだ。リュックから中身の防災グッズをすべて取り出し、一つ一つ使用目的などを確認しながら手にとる。最初に立浪監督の関心を引いたのは、電池不要の多機能ダイナモラジオライトだ。
「手回しで発電できるんですね。スマホの充電バッテリーを搭載しているのが心強い。情報をキャッチするだけでなく、伝達手段としても今やスマホ手放せないですから。災害時ならなおさらです」
それから、非常時には欠かせない保存水や保存食に目がゆき、身体を守るためのレスキューシートやレスキュー寝袋などが入っていることにも納得の様子だ。
「これだけの内容を個別に集めるのは大変です。その手間が省けるわけですからとても助かります。それに、防災のプロが選別した商品だけに安心感もあります。防災セットラピタが重宝される理由が実感できました」
緊急時に使わないモノをセットしても意味はない。
そこは、ラピタが徹底してこだわっているところだ。先にあげた防災グッズのほか、怪我をしたときに必要とされる簡易救急セットをはじめ、からだふきシートや凝固剤不要の非常用トイレなど、衛生関連グッズもしっかりセットされている。

防災セットラピタがあまたある他のエマージェンシーキットと一線を画す特長は他にもある。セットする防災用品のほとんどを自社で開発しているところだ。その内容は立浪監督を驚かせた。
「普通はよそから調達しますよ。その方が手間を省けますから。でも自社で行えば、品質の管理に目が行き届くし、長期的に見れば製品のコストダウンもはかれるでしょう。そのために労を惜しまないところがすごい。梱包や出荷も外部に頼らない体制づくりをしていると聞いてさらにびっくりしました」

自社対応ゆえ、責任が重いのは当たり前で、商品づくりには細心の注意が求められる。防災用品は、いざという時に使われる商品だからこそ、不良品があってはならないからだ。言うまでもなく、商品づくりのプレッシャーは相当なものである。立浪監督は、その現状を自身の経験に照らし合わせて、ポジティブな共感を寄せてくれた。
「私も現役時代は毎日プレッシャーの連続でした。でも、プレッシャーを感じるのは悪いことではありません。プレッシャーがあればこそ、打ち勝とうと思うし、真の力が発揮できます。いわば向上心の源。ラピタの商品づくりも同じですね」

「ラピタさんの防災用品づくりの取り組み方を知り、今日はとても勉強になりました。人の命に関わる商品だから当然のことかもしれませんが、妥協を許さない姿勢を見習いたいです。私も強い信念を持って、これからも球界のために尽くします」

  • 取材の間に幾度となく立浪監督が発せられた『備え』という言葉に、自然災害を他人事とせず、自身の問題として捉えるおもいがひしひしと伝わってきた。立浪監督は、大活躍した1年目とは裏腹に2年目は怪我でシーズンを棒に振っている。この苦い体験が防災意識にも影響しているようだ。
    「怪我でも病気でも苦しい現実に直面してから、その深刻さに気づくものです。油断や過信があったこともそのとき初めて知ることになります。しかし、災害が起こってからでは遅いのです。私は平和な日常が当たり前と思わないようにしています。そうすることで、災害に対して万全の準備ができます」
    体験からにじみ出る言葉は重みが違う。「ラピタの防災セット」を一軒に一つではなく、一人に一つ準備する、それぐらいの用心深さがあってもいいとアドバイスする立浪監督の言葉に説得力があるのもうなずけた。



立浪 和義 / たつなみ・かずよし

1969年8月19日生まれ、大阪府出身。高校時代、PL学園高等学校野球部の主将として、甲子園春夏連覇の快挙を達成する。中日入団後は、球団史上唯一の高卒新人による開幕戦、先発フルイニング出場を果たし、その後も長くドラゴンズの中心選手として活躍。2013年のWBCでは打撃コーチを務める。2022年からは中日ドラゴンズの監督に就任する。

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